スキャナ(Canon DR-C240)の設定①「文書類」

パソコン

始めに

通常私が使っているスキャナ(Canon DR-C240)の設定について記述します。
スキャンするのは主に、文書類、書籍です。その他、はがき、レシート、カードなどをスキャンすることもあります。
今回は、文書類をスキャンする際の設定について記述します。

スキャナ(Canon DR-C240)

ドキュメントスキャナはPFUのScanSnapが人気ですが、私は2年前CANONのimageFORMULA DR-C240を購入しました。
変色してしまった古い本をスキャンしたくて、画像補正機能の「テキストエンハンスメント」モードが優れているということでこの機種を選択しました。
本モードは白黒のテキストを読み込む分には黄ばんだ文書も綺麗にしてくれますが、画像がある文書は綺麗にスキャンできません。
結局、どのようなものをスキャンするかによって設定を変える必要があります。あまりこだわりなければ基本設定でもよいのですが・・・

設定について

・CaptureOnToutch V4 Pro というソフトを使います。
・「お気に入り」に自分のよく使う設定を保存できます。
・お気に入りパネル編集ダイアログで設定していきます。

設定項目

主な設定項目
〇スキャンモード
・カラーモード:
・用紙サイズ:現行のサイズに合わせる(読み込む紙のサイズに自動で合わせてくれます)
・解像度:300dpi/400dpi/600dpi(この3種の解像度を主に使用する)
・読み取り面:両面/片面
       その他、白紙をスキップする/半折り(A3等に使用する)の設定もあります。
・画像の傾きを自動で補正する:あまり使わない。
・文字の向きに合わせて画像を回転する:あまり使わない。
・詳細設定ダイアログボックスを使う:有効「これを使うとスキャンモードの設定は全てこちらで行うことになります」
〇出力先「実際の設定の項で詳細説明します。」
・ストリームの選択:一度のスキャンで3種のアウトプットを出せて非常に便利です。
・ファイル名:細かく設定できます。
・ファイル形式:文書は主にPFDを使用。(PDF/TIFF/PNG/JPEG/BMP/PPTXが選択可)
・保存場所:お好みの保存場所を設定します。
〇全般
・名前:お気に入りに保存するときの名前になります。これをファイル名の一部に入れることもできます。

実際の設定

文書類については各項目を下記のように設定しています。
・文書類についてのお気に入りを2つ作成しています。
・マルチストリーム機能を使って、1つのお気に入りで3パタン一度に出力させます。
・2回のスキャンで合計6パタン出力できるように設定しています。
・今回は1つ目のお気に入りの設定を例に説明します。

スキャンモード

スキャンモードは詳細設定ダイヤログボックスを使って設定していきます。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(基本設定)
・まず「基本」のタブで共通の設定を行います。
・なお、ストリームを行うかどうかの設定は「その他」のタブで行います。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(基本設定1)
・ストリーム1の設定を行います。
・表も裏も同じ設定にします。
・原稿をカラーで読み込む場合は通常400dpiにしています。

●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(基本設定2)
・ストリーム2の設定を行います。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(基本設定3)
・ストリーム3の設定を行います。
・グレーに設定します。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(明るさ・コントラストの設定1)
・ストリーム1の設定を行います。
・明るさ、コントラストはデフォルトの設定です。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(明るさ、コントラストの設定2)
・ストリーム2の設定を行います。
・明るさは「140」、コントラストは「6」に設定します。
  ⇒また、別のブログで詳述したいと思います。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(明るさ・コントラストの設定3)
・ストリーム3の設定を行います。
・明るさ、コントラストはデフォルトの設定です。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(画像処理)
・全ストリーム共通の設定です。
・全てデフォルトの設定です。
・影消しだけチェックが入っています。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(搬送)
・全ストリーム共通の設定です。
・全てデフォルトの設定です。
●詳細設定ダイアログボックッスでの設定(その他)
・ここでマルチストリームを行うかどうか設定します。
・ストリーム数を3に設定することで一度のスキャンで3パタンのアウトプットが得られます。
ここまでが詳細設定ダイアログボックッスでの設定でした。
設定が終わったら「OK」で戻ります。

バッチ区切り

・先頭の区切りは要らないと思います。

出力先

ストリーム毎にそれぞれの項目を設定していきます。
●出力先(ストリーム1)
・まずストリーム1の設定を行います。
●ファイル名の詳細設定(ストリーム1)
・まずストリーム1のファイル名を設定していきます。
・フォルダ名は私は設定していません。
●出力先(ストリーム2)
・ストリーム2の設定を行います。
●ファイル名の詳細設定(ストリーム2)
・ストリーム2のファイル名を設定していきます。
●出力先(ストリーム3)
・ストリーム3の設定を行います。
●ファイル名の詳細設定(ストリーム3)
・ストリーム3のファイル名を設定していきます。
●ファイル形式の詳細設定
・出力設定は読み込む文書によって選択します。
・圧縮モード以下は、文書類は全てデフォルトのままにしています。
ここまでが出力先の設定です。

インデックス

・すべてデフォルトで設定しています。

オプション

・すべてデフォルトで設定しています。

全般

・登録する「お気に入りの」名前を記入します。

二つ目のお気に入り設定

もうひとつお気に入りを作成します。
・裏写り/地色除去:カラー、グレーのモードの時チェックを入れます。
〇ストリーム1
・裏写り/地色除去:チェックを入れます。
・カラーモード:24ビットカラー
・解像度:400dpi
・明るさ:128
・コントラスト:4
〇ストリーム2
・裏写り/地色除去:チェックを入れます。
・カラーモード:256諧調グレー
・解像度:400dpi
・明るさ:128
・コントラスト:4
〇ストリーム3
・裏写り/地色除去:チェックは自動で外れます。
・カラーモード:アドバンスト テキスト エンハンスメント
・解像度:600dpi
・明るさ:128
・コントラスト:自動になります。

まとめ

使い方としては、文書を見てお気に入りのどちらかでスキャンして3つできた文書の一番良いものを残します。
・黒文字主体の文書はアドバンスト テキスト エンハンスメントが見やすくファイルサイズも小さくなります。
 また、少し黄ばんだ文書も綺麗になります。
・とても古く黄ばみが進んだ文書はテキスト エンハンスメントは汚れが目立ち、グレーの方がましです。
・絵のある文書はテキスト エンハンスメントでは綺麗にスキャンできません。
・裏写り/地色除去を行うと、綺麗にはなりますが、塗られた色が薄くなり消えてしまうことがあります。
 その際は裏写り/地色除去を行わず明るさ:140、コントラスト:6でスキャンした方が良いです。
その他の設定についてはまた別途。

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